初めまして、明日霧(アスキリ@asukiri)です。
当記事では、上記のような疑問・悩みを解決できるように
- 全消防職員
を対象に 明日霧(アスキリ) が解説します。
保険の営業はなぜ消防署に来るの?
各消防署には生命保険会社が指定業者として登録されており、保険の営業担当は積極的に営業活動をしています。
消防士は
- 仕事上危険な現場での活動が想定され(不安を煽りやすい)
- 安定した収入(解約リスクが少ない)もあることから
- 保険加入率(営業担当としては成果)は高い
といえます。そのため生命保険の営業担当者にとっては優先順位の高いターゲット層です。
また消防は階級社会であるため、一般の企業より上下関係が厳しく、何人もの先輩や上司から「とにかく話を聞いてやってくれ」と担当者を紹介され、上司からの頼みなのでむげにはできません。
さらに、保険の営業担当者は頻繁に消防署に顔を出しに来るため、その度に気まずくなりたくない。と思う方も少なからずいると思います。
そんな知識もない状態で、不安を煽られながら保険の営業担当に営業されると
「上司の紹介だし、火事や事故現場などの危険な現場で活動して怪我する可能性高そうだし、社会人は皆入っているみたいだし…」と、必要のないかもしれない保険に加入していきます。
▼ 消防士に民間の医療保険は必要? ▼
そこで、次からは
保険の営業トークに対する気まずくならない回答例をいくつか提示しておきます。
(場合によっては営業担当者の方が気まずくなる可能性はありますが)
保険の営業トークに対する消防士の回答例(推奨)
以下のような営業トークをされたら聞き返してみてください。
必要な医療保険を検討する上でも、有意義な情報が手に入るかもしれませんよ(*^-^*)
(ちなみにアスキリは、その後に魅力的な案内をされたことはほぼありません)
消防士は危険な現場で活動し、怪我する可能性が高いから医療保険で備えるべき!
A.公務での病気や怪我は、地方公務員災害補償法による公務災害補償で対応を考えていますが
別途医療保険に入る必要がありますか?
不足する(保障)内容とそれに対する保険料を見積もってきてください。
▼ 公務災害補償については ▼
>>公務災害補償 (外部サイト)
医療費は治療内容によって高額になることがあるため、医療保険で備えるべき?
A.高額療養費制度,附加給付金,医療費控除などの制度で自己負担額は抑えられます(自己負担額2.5万円/月以下)が、別途医療保険に入る必要がありますか?
不足する(保障)内容とそれに対する保険料を見積もってきてください。
▼ 医療費については ▼
病院食代は全額自己負担。4万円/月以上掛かるため医療保険で備えるべき!
A.確かに1食460円で一か月入院したら、1か月4万円程度掛かるかもしれませんが、普段から食費は掛かっているもので、差額で考えると1か月でも1,000円(普段食費40,000の場合)~10,000円(普段30,000の場合)程度だし、そもそも1か月も入院させてもらえない。
その1か月1,000円~10,000円の保証を受けるのに保険料はいくらですか?
▼ 病院食代については ▼
差額ベッド代は全額自己負担。1日2,5千~8千円掛かるため医療保険で備えるべき!
A.そもそも差額ベッド代は贅沢費。個室に入院したからといって早く完治するわけではないので、大部屋に入院するなど、差額ベッド代がかからないように入院します。
追加Q.大部屋が満床で、個室しか空いていない場合はどうしますか?
A.差額ベッド代を払わなくて良い条件は知ってますか?
▼ 差額ベッド代については ▼
病院が遠く、交通費が高額になる可能性があるから医療保険で備えるべき!
A.転院を希望します。
▼ 転院については ▼
>>入院で掛かる費用(転院)
皆さん入ってますよ(*^-^*)
A.それ私には関係ないですよね(^_^;)。お金の使い方は人それぞれです。
例え紹介してくれた人が上司でも、上司が助けてくれるわけではありません。
まとめ
どうだったでしょうか?
高額療養費制度は知っていても、附加給付金を知らない or 伝えたくない保険の営業担当もいます。
保険の営業担当も仕事できています。
私たちもお金の知識を付け、不要な保険には入らないことをしっかり伝えた上で
本当に有益となりえる情報があれば提示してもらい、上手に付き合っていきたいですね。
最後まで、読んで頂きありがとうございました。
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